堂安律の年俸・プロフ経歴!スペイン戦ゴール「あそこは俺のコース」そのプレースタイル|右サイドからのカットインがすごい精度!

サッカー

堂安律がスペイン戦で振り抜いた「俺のコース」!

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ドイツ戦で決めた同点ゴール!ロシア大会で選抜されなかったその瞬間からこの時をイメージしてやってきたと強い気持ちをインタビューで語った堂安律。

そんな堂安は年俸いくらなのか?まとめました。

森保ジャパンが発足したときを考えると、誰がこのワールドカップ最終予選の状況を予想できたでしょうか?

森保ジャパン発足当初のサッカーは中島翔哉選手、南野拓実選手、堂安律選手が2列目に並び、この新生森保ジャパンの三銃士を中心に、どんどん仕掛けていくスタイルでした。

どちらかといえば、森保ジャパンのサッカーは見ていて楽しいと感じることができ、新しい日本代表の未来は明るいとさえ感じていました。

現在の状況とは、えらい違いですね。

その三銃士の一人として、大いに期待されていたのが、今回紹介したいと思っている堂安律選手。

現在は、オランダ1部の名門である「PSVアイントホーフェン」に所属しており、活躍しています。

この「 PSVアイントホーフェン」というクラブですが、実は一度 堂安選手が、J1のガンバ大阪に所属していた時に、正式オファーで獲得に動いていたのです。

このときは、当時監督だった長谷川健太監督と、海外移籍の経験者だった宇佐美貴史選手のアドバイスを受けて、ガンバ大阪に残留した経緯があります。

PSVアイントホーフェン としては、念願叶ってといったところでしょうか。

また、堂安選手は、若いときの期待値でのオファーではなく、別クラブで活躍しての移籍だったので、その能力の高さを証明したことになります。

東京オリンピックでは、背番号10番を託され、久保建英選手とともに、中盤を牽引しました。

まだ23歳と若く、これからの日本代表を引っ張っていく存在になってもらいたい選手でもあります。

今回は、そんな堂安選手をクローズアップしていきたいと思います。

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堂安律の経歴~2人の兄の影響でサッカーを始めた幼少時代

堂安律選手の出身小学校は、兵庫県尼崎市にある尼崎市立浦風小学校です。

尼崎市立浦風小学校の卒業生で、有名人がいるか調べましたが、堂安律選手のお兄さんである、現在長野パルセイロで活躍する堂安優選手だけでした。

堂安選手は、3歳のころにサッカーを始め、8歳年上の堂安麿さんと堂安優選手が通っていた地元の「浦風FC」というサッカークラブに9歳まで通っていました。

10歳のときに、セレッソ大阪アカデミーのテストを受けましたが、残念ながら落ちてしまい、サッカーで初めての挫折を味わったようです。

まあ、相当根に持っていたと聞きました。

その後、兵庫県西宮市にあるサッカー強豪クラブ「西宮SS」にチームを変え、その年に関西大会で優勝しています。

西宮SSは、戦術的なことよりも選手の個人技を重視する指導方針を掲げている。練習メニューのほとんどは個々のテクニックの向上に充てられ、小学4年生からチームの一員になった堂安も無我夢中でトレーニングに取り組んだ。「左足で触るタッチは、小学生のころに身につけた技術が生かされている」と本人も語る。

【アスリートの原点】堂安律:小学生時代、恩師に受けた「一番をめざせ」という言葉を胸に、サッカー日本代表の主力に成長 (olympics.com)

ここが、堂安選手のプレースタイルが出来上がるターニングポイントになったのでしょう。

幼少期の個人技の練習は、やればやるほど上達していきます。

乾いたスポンジのように吸収していったことが想像できます。

「陽コーチには、常に『一番をめざせ』と言われていました。サッカーだけじゃなく何事においても。常に『お前は一番をめざしてトップに上がれ』と言ってくれましたね」

【アスリートの原点】堂安律:小学生時代、恩師に受けた「一番をめざせ」という言葉を胸に、サッカー日本代表の主力に成長 (olympics.com)

陽コーチとは、西宮SSで指導を受けた、今でも親交のある早野陽さんのことです。

堂安選手の向上心や努力する姿勢は、早野陽さんが植え付けていたのです。

この教えを今も守っているからこそ、海外でも活躍できる選手になれたのだと感じました。

堂安律の中学時代

中学は、兵庫県尼崎市にある尼崎市立小田南中学校を卒業しています。

有名な卒業生は、特にいませんでした。

中学に上がるころには、たくさんのジュニアユースからオファーがあったようで、その中にはセレッソ大阪もあったそうですが、10歳の時に落とされたことがまだ悔しくて、速攻で断ったそうです。

物凄い負けず嫌いな一面が垣間見れたシーンでした。

そして、ガンバ大阪ジュニアユースに入団し、すぐにチームの主力として活躍します。

ここから成長スピードがさらに上がり、中学2年生のU−15の全国大会で、日本サッカー史上初の3冠を圧倒的な強さで達成してしまいました。

堂安律の高校時代

最初に入学した高校は、追手門学院高等学校でしたが、高校1年生でUー16日本代表にも選ばれていたので通学するのが難しかったため、通信制へ転校することになりました。

そのため、大阪府茨木市にある私立の通信制高校の向陽台高等学校を卒業しています。

追手門学院高等学校は、たくさんのサッカー選手の卒業生がいますが、一番有名なのが、現スコットランド1部のセルティック所属の井手口陽介選手ですね。

また、芸能人では、女優の黒木華さんが卒業生としていらっしゃいます。

この、向陽台高等学校も、サッカー選手の卒業生も多く、元日本代表の稲本潤一選手現ガンバ大阪所属の宇佐美貴史選手が卒業されています。

高校1年生になると、U-16日本代表にも初選出され、高校2年生時には、ガンバ大阪史上最年少(16歳11ヶ月18日)でトップチームで出場を果たしています。

2016年10月のAFC U-19選手権では主力として活躍し、優勝と大会優秀選手、さらにU-20ワールドカップ出場権獲得と多大なる栄冠を手に入れ、その年のアジア年間最優秀ユース選手賞を受賞し、知名度を一気に上げることができました。

堂安律の年俸推移と市場価値推移

年度年齢チーム年俸
2016年18ガンバ大阪360万
2017年19ガンバ大阪600万
2018年20FCフローニンゲン3700万
2019年21FCフローニンゲン4000万
2020年22PSVアイントホーフェン6900万
2021年23ビーレフェルト6900万
2022年24PSVアイントホーフェン6900万
2023年25フライブルク9800万
年度年齢チーム市場価値推移
2016年18ガンバ大阪1300万
2017年19ガンバ大阪1億
2018年20FCフローニンゲン10億
2019年21FCフローニンゲン13億
2020年22PSVアイントホーフェン9億
2021年23ビーレフェルト9億
2022年24PSVアイントホーフェン8億1200万
2023年25SCフライブルク11億4000万

2020年になると、市場価値が下がっていますが、これはPSVでこれといった活躍ができなかったことが価格に反映されたからでしょう。

実際、PSVでの堂安選手のパフォーマンスは低評価が付けられていました。

フローニンゲンも、オランダでは中堅から下位のチームですが、このチームで堂安選手は初年度に、たくさんのゴールと決めたことで有名になりました。

そのため、フローニンゲンは高い移籍金でもほしいという強豪チームがあると思い価格を引き上げたのです。

そして、PSVが堂安選手を獲得しましたが、思っていたよりも初年度活躍できなかったので、市場価値が下がってしまったという訳です。

右サイドからのカットインはワールドクラス!堂安選手のプレースタイル

堂安選手の特徴として、真っ先に挙げられるのは、やはり右サイドからのカットインしてのシュートでしょう。

ときに強引ともとれるドリブル突破から、強力な左足でたくさんのゴールを奪ってきました。

ポジションは違いますが、キャプテン翼なら「猛虎、日向小次郎」に似ていますね。

このプレースタイルは、今までの日本代表選手の中では、数少ないタイプです。

このドリブル突破を常に心がけている選手は、堂安選手、中島翔哉選手と伊東純也選手ですね。

一昔前なら、ここぞというときにパスを選択する選手ばかりでしたが、強引にでも勝負しようとする気概のある選手がでてきたことは、日本代表としてはとてもいいことです。

そして、この強引なドリブルを可能にしているのが、もう一つの特徴でもある強靭なフィジカルです。

まあ、倒れません。

ガンガンいっちゃいます。

その動きは、「キャタピラーを履いていない、小回りの利く重戦車」のようです。

左足に強力な大砲を積んでますしね。

たとえ囲まれても、キープできちゃうので味方としてはありがたいですね。

ただでさえフィジカルが強いのに、さらに同じ日本代表の長友佑都選手にも教えを請い、強化を図っています。

常に向上心を忘れない姿に、今後どんな選手に成長するのか楽しみすぎます。

堂安律選手が下手だと言われる理由

堂安選手は、そんなに巧くないのになぜ代表に呼ばれるのかと、ときどき話にでていますね。

先に話しておきますが、間違いなく下手ではありません。

下手で「 PSVアイントホーフェン 」のようなヨーロッパでも強豪のチームで活躍なんてできませんから。

ただ、なぜそんなふうに思われるのかは、なんとなく予想がつきます。

堂安選手の特徴は、先ほど書いた通り、右サイドからのカットインです。

しかし、それ以外の攻撃パターンが極端に少ない、つまりプレーの選択肢が少ないのです。

右サイドを突破してクロスを上げるなどのプレーがないため、相手ディフェンスは、中を注意しておけばさほど怖くないのです。

そして、これも堂安選手の特徴でもあるフィジカルを活かしたキープ力が、逆に仇となっているように感じます。

フィジカルが強いので、キープできてしまうため、ボール離れが悪く、全体の動きを停滞させているように見えるのでしょう。

これは、判断力が低いと捉えられる部分かなと思います。

しかし、これらは、ドイツブンデスリーガ1部のビーレフェルトにレンタル移籍した際に、かなり改善されたように感じました。

ドイツでは、オランダよりも体格のいい選手が多く、今までのような強引なドリブル突破ができなくなったのでしょう。

より、考えてプレーすることを迫られた結果、少し大人なプレーと言いますか、いい意味で無理をしないプレーができるようになっていました。

強引な突破という選択肢以外で、ゲームを落ち着かせるようなプレーができるようになっていましたし、周りを使う意識が高くなりました。

それだけに留まらず、自慢のドリブルにも変化が現れていました。

腕の使い方や体の入れ方が格段に成長していて、最後のほうでは特徴であるカットインに磨きがかかっていました。

堂安選手は、決して下手な選手ではありません。

まだ23歳と若く、これからの選手なので成長を期待しましょう。

堂安選手は日本代表でスタメンをはれるのか?

現在の日本代表の右サイドは、いい選手で溢れています。

堂安選手の現段階でライバルになるのが、伊東純也選手、久保建英選手になります。

4-3-3システムで日本代表が戦うのであれば、第一の選択選手は、伊東選手になるでしょう。

理由としては、伊東選手には、堂安選手と久保選手にはない、スピードを活かした縦への突破が選択肢としてあるからです。

現所属のベルギー1部のヘンクでも、得点、アシストともに荒稼ぎしています。

4-3-3のシステムの場合、前線の左右の選手は、ワイドに張り出すことが多くなります。

カットインからの得点も大事ですが、縦へ突破してチャンスを供給することも求められるため、スタメンなら伊東選手が適任かなと思います。

では、堂安選手と久保選手で争うのであればどちらになるのでしょうか?

堂安律選手と久保選手はともに左利きの選手です。

そして、どちらもカットインの形を得意としています。

この二人で争うのであれば、状況判断に間違えがない久保建英選手になります。

それに、もし試合中に4-5-1システムに変更する場合でも、久保選手ならトップ下もできるのでプレー幅の面でも久保選手になると思います。

ただし、最初のシステムから4-5-1でスタートした場合なら、堂安選手は左サイドでのスタメンも可能だと思います。

オリンピック代表でもそうでしたが、堂安選手と久保選手は相性がいいです。

プレーが似ている部分も多いので、お互いやってほしいプレーが分かっているような感じがします。

そのときの右サイドの選手は、中島翔哉選手のようなドリブラーでない選手にしないとバランスが悪いので、南野選手がいいのかなと思います。

選手起用によっても、スタメンを変更する動きをしないと、ワールドカップ最終予選突破は厳しいかもしれません。

ただ、変更してもレベルを落とさない選手が今の日本代表には揃っています。

頑張って予選突破してもらいたいですね。

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