遠藤航(わたる) 年俸とプレースタイル・テクニックがすごい!三苫薫を活かすワンボランチ!

サッカー

日本代表の心臓といえば、ボランチの遠藤航(わたる)選手です。

彼のプレーが日本の勝敗の大きなカギになるというのは、決して言い過ぎではないでしょう。この記事ではそんな遠藤航選手について、まとめてみました。

ちなみに、現在28歳にしてお子さま4人のパパ!

ピッチ外では穏やかで優しそうなパパさんですね!

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遠藤航選手のWiki風プロフィール

生年月日:1993年9月2日
身長:178cm
体重:76kg
ポジション:MF
出身:横浜

遠藤航選手は小学一年生からサッカーを始めましたが、小学生のうちは特別な上手さを持った選手ではなかったそうです。5年生と6年生の時にはマリノスプライマリーに落選。中学に上がる時にもマリノスのジュニアユースにも落ちています(このとき、日本代表で共に戦っている伊東純也選手も落選という縁が!)。

ですが、中学時代に湘南ベルマーレの練習に参加させてもらうチャンスを得て徐々に頭角を現し、高校ではベルマーレユースに入団、その後2種登録を経てトップチームとの契約にこぎつけます。

その後浦和レッズを経てベルギーリーグに移籍、2年でドイツ1部リーグに移籍となりました。中学時入学時を考えると、その後は信じられないほどの急成長でプロの階段を駆け上ったんですね。

判断力や頭の良さ、精神的な成熟度が抜きんでていたようで、湘南ベルマーレではなんと弱冠19歳でキャプテンに任命されています。その後もリオ・オリンピック代表、そして現在は外国人でありながらドイツでの所属クラブであるシュツットガルトでもキャプテンに任命されました。監督の希望と共にチームメイトの総意として決まったとのことですので、どんな場所でも信頼される選手であることがわかりますね。

遠藤航選手の年俸

遠藤選手の年俸の推移です(推定)。

シーズンチームカテゴリー年俸
2010湘南ベルマーレJ1360万
2011湘南ベルマーレJ2400万
2012湘南ベルマーレJ2800万
2013湘南ベルマーレJ11000万
2014湘南ベルマーレJ21800万
2015湘南ベルマーレJ12500万
2016浦和レッズJ12500万
2017浦和レッズJ14000万
2018浦和レッズJ16000万
2019 – 20シントトロイデンベルギー1部約1億1000万円
2020 – 21シュトゥットガルトドイツ2部約8500万円
2021 – 22シュトゥットガルトドイツ1部約8500万円

湘南でJ2に降格を2度経験していますが、その都度年俸が上がっているのが遠藤選手に対するチームの評価がうかがえます。

遠藤航のプレースタイル

遠藤選手はJリーグではCB(センターバック:ゴール前の守備の専門家)が中心の選手でしたが、ヨーロッパに渡るときには「ボランチ(守備的なMF。CBの一つ前)で勝負する」と覚悟を決めていたそうです。

そして今やボランチとして、ドイツ1部リーグでも確固たる地位を築きました。彼のプレーにはどのような特長があるのでしょうか。

デュエルの強さ

2020シーズン、ボランチとしての遠藤選手にある称号が与えられました。

その名もデュエル王(デュエルマスター)!遠藤選手は2020-21年シーズン、ドイツ1部であるブンデスリーガでデュエル勝利数がリーグの中で最多となったのです。

デュエルとは、1対1でのボールの奪い合いのこと。こちらの動画の2:45~から遠藤選手のデュアルをまとめてくれていますが、気持ちよいぐらい相手ボールを奪っています!

20-21シーズンで遠藤選手が勝利したデュエル数は実に476回。これだけの数、中盤でボールを奪って攻撃に繋げたということになります。

遠藤選手のデュエルの特長は、まるで相手の動きが分かっているかのような守備です。相手が右にボールを逃がそうとするとその先に足を出していたり、左にターンしようとしたらそのまえに身体を入れたりと、まるで先を見越しているかのように見えるのです。

本人が、この動画でその秘密を語っていてくれました(9:08~)。まず「ボールをどこに置きたがるかをみる。それによって走る位置などを変えたり、右か左かどちらに行くかを判断してプレーしている」。やはり考えて予測できているからこそのプレーなのですね。

実は、ドリブルをしている相手のボールを奪いに行くのはとても難しいんです。ドリブラーは相手が足を出してくれるのを待っているので、下手に取りに行くと待ってましたとばかりに簡単に交わされて抜かれてしまうのです。ですので、日本の育成年代では今も「ドリブルへの守備は突っ込まずにディレイ(少しずつ下がって、相手のドリブルを遅らせる)しろ」という指導が多いと思います。

遠藤選手は相手に果敢に奪いに行っているのに交されない凄いのですが、こういった点も相手の動作の予測ができているからこそ、できることなのでしょう。

もうひとつのデュエルの特長が身体の強さ。遠藤選手は178cm /76kgと、ブンデスリーガではかなり小さいほうです(バイエルンの選手の平均身長・体重が、184.3cm / 79.7kg)。それでも身体が強くて、ぶつかり合いに負けていないのです。(https://chucknorisk.com/ja/teams/bayern-munich/)

現在の遠藤選手は相手選手と比較しても、筋肉の鎧で身体に厚みがあるのが分かります。

こちらの動画(4:76~)では本人が、「(身体のぶつかり合いで)こいつヤバいな、という選手には会ってない」と言っていましたが、海外のフィジカルの強い選手に対してもこう感るほどの強さなのですね。

また今シーズンもデュエル勝利数はトップですが、デュエル数も一番であるようです。

デュエルの数が多いということは、それだけ広いスペースで敵に脅威になっているわけで、監督からしたら手離せない選手ですよね。日本代表は4-3-3のシステムで1ボランチを選択していますが、このシステムが取れるのは遠藤選手の広く強力な守備の力があってこそです。

ピンチをチャンスに変える、リスク管理からの攻撃能力

遠藤選手が相手の攻撃を潰す能力に予測・判断レベルの高さが寄与していることは分かりましたが、これをチーム全体のリスク管理に活かす能力もまた非常に高いのです。

例えば代表では大迫勇也選手のポストプレーや、三苫薫選手や伊東純也選手などのドリブルからのチャンスメイクが武器になっていますが、これらは失敗して相手ボールになってしまう可能性も高い。攻撃が止められて相手ボールになった瞬間は、それまで自由に攻めていて陣形が崩れているので失点につながりかねない危険な状況ですが、遠藤選手はその相手の攻撃の始まりで潰すプレーが得意なのです。 

例えば大迫選手のポストプレーが乱れてボールが奪われた時、敵の最初のパスが出る選手に対して前もって良い距離を取っているので、そのパスを奪うことができるのです。

このような遠藤選手のプレーを、分かりやすくまとめてくださっている動画がありました。状況に合わせて、リスクに直面しないようなポジショニングや準備を常に、しっかりと行っていることがわかります。

そしてこの遠藤選手のプレーは味方のチャンスに繋がります。こちらは、絶対に勝利が必要であった最終予選の対オーストラリア戦のシーン(2:31~)ですが、相手ボールをインターセプト(パスを奪うこと)してパスに繋げて自身も攻め上がり、決定機を演出しました。

状況判断能力と共にロングパスも上手いので、ボール奪取からすぐに裏を狙うようなプレーでチャンスを作れます。これは大迫選手からの落としを伊東選手の前のスペースに送ったシーン(5:05~)。

このように、ボール奪取からのボール配給や、場合によっては自ら迫力をもって攻め上がるなど、まさに攻めながらにして守り、守りから攻めに転ずるという攻守の切り替えの中心に君臨できるのが遠藤選手なのです

代表で期待されるプレー

2022年ワールドカップ、カタール大会。当然日本の中心には遠藤航選手が居るはずです。
この大会でベスト8になるために、彼には多くの期待をしたいですね!

ワンボランチ

日本代表は攻撃陣に豊富なタレントを揃えています。ですので、ワールドカップなど一点を争う試合でも攻撃的に戦いたいところ。特に負けている状況になると、失点のリスクを抑えつつも積極的な攻撃を仕掛けたいハズです。

そのために遠藤選手には、世界の強豪国を相手であっても、4-3-3の真ん中で1人ボランチをやってほしい、と思います。

遠藤選手のポジションは、シュツットガルトでもダブルボランチの一角ですし、オリンピック代表(4-2-3-1)でも田中碧選手とのダブルボランチでした。日本代表も当初は4-2-3-1でしたが、アジア最終予選の中で4-3-3のワンボランチに切り替えてから勝てるようになりました。これをワールドカップでもやり切ってほしいのです。

アジアを相手には十分にできていますが、世界の強豪相手に1人で広い中央を守るのはかなり厳しいかもしれません。でもドイツでデュエルマスターとして成長している遠藤選手ならば、この難題にも結果を出してくれるのではないかと期待しています。

三苫薫選手を活かしきるカバーに期待

三苫薫選手がピッチ上にいる状態というのは、日本代表がどうしても得点が欲しい場面であることが多いでしょう。三苫選手は日本代表屈指のドリブラーですが、ドリブルはリスクが高い戦術で、突破できれば1人で大きなチャンスを作れますが、止められて相手ボールになりやすいプレーでもあります。

そこで三苫選手のドリブルをさらに活かすために期待したいのが、遠藤選手のリスク管理。三苫選手がドリブルを止められたとしても、そこから展開されそうなボールを高い位置で奪い返し、もう一度良い形を作り直して三苫選手にドリブルの場面を作るもよし、あるいは逆サイドに展開して広いスペースの伊東純也選手に繋ぐもよし。

チームのリスクを管理することで、日本代表の武器である三苫選手のドリブルを最大限活かせるプレーにも期待します。

遠藤選手はこの2021年、オリンピック代表も兼任したため、ほとんど心も身体もゆっくり休める機会が無かったかもしれません。そういった疲労は当然残っていると思うのですが、それでもタフなバトルを続けています。

ワールドカップでベスト8に進出するには、日本代表の心臓である遠藤選手の活躍が不可欠です。2022年11月に行われるワールドカップの時、遠藤選手は29歳。サッカー選手としての全盛期となっていることでしょう。

遠藤選手のこれからの成長と、日本のベスト8「以上」を期待しましょう!

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