中山雄太の年俸・経歴は?中山のプレースタイルと長友佑都との関係は?

サッカー

「世代交代」

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どの世界でも必ずやってくるものです。

若い世代の押し上げがないと停滞の一途を辿っていきます。

我らがサッカー日本代表も、たくさんの有名選手の間で世代交代が行われた上に立っています。

その世代交代の波が、すぐそばまで来ているポジションがあります。

それは「左サイドバック」です。

このポジションは、長らく日本代表のレジェンドといってもいい長友佑都選手が担っています。

イタリアの名門インテル・ミラノ(通称:インテル)で活躍をし、イタリアで日本人選手を有名にした第一人者でもある長友選手も、気づけば35歳になり、ベテラン選手になっています。

その中で、たくさんの「ポスト長友佑都」と言われる選手の、追撃をかわしてきた長友選手ですが、また新たな若手の挑戦を受けることにまりました。

それが、現在オランダ1部リーグ(エールディヴィジ)のPECズヴォレに所属する中山雄太選手です。

中山選手の存在は、今後の日本代表を大きく変える可能性を含んでいます。

そんな中山選手はどんなプレーヤーなのかご紹介していこうと思います。

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中山雄太選手の幼少時代

中山選手は、竜ケ崎市立北文間小学校に通っていました。

竜ケ崎市立北文間小学校は、2017年3月をもって龍ヶ崎西小学校に統合され、閉校しています。

竜ヶ崎市立北文間小学校の卒業生では、有名な人はいませんでしたが、卒業証書授与式後に、シンガーソングライターの西野カナさんが、北文間小学校でライブをしてくれたことがありました。

小学校1年生の時に、当時お兄さんが所属していた北文間スポーツ少年団でサッカーを始めました。

当時から才能があったようで、小学5年生の時には茨城選抜に選ばれましたが、大会出場のメンバーからは漏れてしまいました。

普通なら悔しがるところを中山選手は、普段と何ら変わらない感じだったようで、それを見た父親は、サッカーを楽しくしたいだけの子なんだと思ったと話していました。

そして、何の因果か、中山選手は小学校時代に長友選手と出会っているのです。

その時に、「いつか代表で一緒にプレーしよう」と話したそうです。

それが、今現実になっていることがスゴイですよね。

中山雄太選手の中学時代

中学校は、茨城県にある龍ヶ崎市立愛宕中学校に通っていました。

龍ヶ崎市立愛宕中学校の卒業生で有名人は見つかりませんでした。

そこでの中学サッカー部の顧問と出会いが、中山選手を大きく変えていきました。

サッカーの厳しさや私生活に至るまで指導され、サッカーを楽しみたいだけの気持ちに変化があり、より高いレベルを目指すようになったと話しています。

中学2年生の時に茨城県選抜に選出され、練習試合で柏レイソルU-15と対戦した時にスカウトされ、中学3年生から柏ジュニアユースに入団しました。

中山雄太選手の高校時代

高校は、千葉県柏市にある千葉県立柏南高等学校を卒業しました。

卒業生にはプロサッカー選手が多く、元日本代表の山中亮輔さんが最も有名で、芸能人ではタレントの細川ふみえさんも卒業生でした。

順調にステップアップした中山選手はユースへ上がり、高校1年生になると、U-16日本代表に初選出されるほどの選手に成長を遂げました。

翌年には、ユースチームに所属しながら、Jリーグの公式戦にも出場できる2種登録をされ、トップチームの仲間入りを果たしています。

高校3年生では、キャプテンとしてチームを引っ張り、高円宮杯U-18サッカーリーグ「プレミアリーグEAST」でクラブ史上初の優勝に導いています。

中山雄太 年俸推移と市場価値推移

年度年齢チーム年俸
2015年18歳柏レイソル360万
2016年19歳柏レイソル480万
2017年20歳柏レイソル1000万
2018年21歳柏レイソル2500万
2019年22歳PECスヴォレ5600万
2020年23歳PECスヴォレ5600万
2021年24歳PECスヴォレ5600万
年度年齢チーム市場価格金額
2016年19歳柏レイソル1300万
2018年21歳柏レイソル1億3000万
2019年22歳PECスヴォレ1億
2020年23歳PECスヴォレ7800万
2022年24歳PECスヴォレ8100万

2018年に市場価格が跳ね上がっているのは、柏レイソルでベストヤングプレーヤー賞を受賞したためでしょう。

市場価格は、期待値が反映されるのでこのタイミングで急増したと考えられます。

PECスヴォレに移籍した後は、安定しているもののそれほど目立った活躍はなく、チームも強豪チームという訳でもないので、やや金額が下降気味になっていると思われます。

市場価格は、チームの状況や個人の実績で大きく変わります。

中山雄太選手のズヴォレは、オランダでは中堅から下位の位置のチームです。

そのため、得点やアシストなど目に見える結果がでていないとこういう事になってしまいます。しかし、主力としてスタメンを飾っているので、ほしいというチームはたくさんあると思います。

中山選手のポジションは?

中山雄太選手は、日本代表で左サイドバックで起用されているので、そこがメインポジションだと思われている人が多いと思います。

しかし、現在はセンターバックの起用が多く、他にもサイドバック、ボランチでもプレーできるユーティリティ性の高い選手です。

現所属のPECズヴォレでは、3バックの左で起用されることが多くなっています。

中山選手は、本来ボランチの選手なのでボランチで勝負したいと言う気持ちを常に持っているようです。

『ボランチとしてプレーしたい』という気持ちを持ちつつも、複数のポジションを高いレベルでできればできるほど、チームの中で重宝される存在になると思うので、そうなればいいですね。どこで使われるかわかりませんが、どこでもしっかりプレーできるようなメンタルと技術を持ちたいと思います」

セントラルMFから左SB、CBまで。中山雄太が示すポリバレント性 (2020年10月27日) – エキサイトニュース(2/2) (excite.co.jp)

海外に行けば必ずこのユーティリティ性が重宝される傾向があります。

中山選手に至っては、これらのポジションを高次元でプレーできることが最大の強みとなります。

本人もこだわりがあるでしょうが、他のポジションで起用されることにも前向きなのがいいですよね。

また、ボランチの選手という事もあり、低い位置からでもゲームが作れる選手だというのもプラス材料になります。

日本代表で長らくキャプテンを務められた長谷部誠選手が、リベロにポジションを下げて正確なフィードでチームに貢献していますが、それと同じことを中山選手もこなせています。

前線の左サイドが詰まった状態なら、逆サイドに展開するパスもできますし、アーリークロスも入れることができる面は、今までの日本代表にはなかった好材料だと思います。

ボランチは中盤からの起点になりますが、ディフェンスラインからも同様のことができればさらにチームは強くなりますね。

中山雄太と長友佑都 どちらを日本代表で起用すべきか?

最近では、長友選手と比較されますが、プレースタイルが異なるので、どっちがいいという話自体がかみ合わないように感じています。

長友選手は、左サイドの選手ですが「右利き」で、中山選手は「左利き」なので、クロスの質自体も違いますしね。

現在の状況だけで判断するなら、まだ長友選手がスタメンになると個人的には思います。

左サイドのスプリントで勝負する長友選手と、長短のパスが持ち味の中山選手をうまく起用するには、前線の選手との相性が大きくかかわってきます。

現在の日本代表で前線の左サイドは、南野拓実選手が多く起用されています。

南野選手はドリブルで仕掛けていく選手ではないので、サイドを崩す場合にはサイドバックとの連携が不可欠です。

この場合、長友選手のようなスプリントを武器とする選手のほうが、相性がいいと思われます。

しかし、ここ最近の長友選手は、以前のような上りが少なくなっていたことで、左サイドが停滞している要因を作ってしまっていました。

それが、中山選手との世代交代を後押しする流れになってしまったのでしょう。

しかし、守備面では問題はなく、エースキラーは伊達じゃないと思わせてくれています。

逆に、中山選手が活きる選手起用は、中島翔哉選手や三苫薫選手や旗手怜央選手のような一人でサイドを切り崩せる選手になります。

もちろん、サイドを駆け上がるプレーもしますが、それよりもインナーラップで、前線の選手のいいところを活かせるようなポジショニングをとることができます。

また、左足から放たれる高性能クロスは、中山選手の持ち味といっていいです。

最終予選の中国戦の伊東純也選手へのクロスは、見事としか言葉がありませんでした。

非常にいい選手であることは間違いないのですが、長友選手と比べると好不調の波があるのがこの選手の弱点といえます。

これからの代表のことを考えると、中山選手の起用を増やしてくべきだとは思いますが、これ以上の負けが許されない最終予選に先発から使うには、まだまだ怖さがありますね。

森保監督もそこを考えての長友選手のスタメンなのだと思います。

途中交代で、中山選手を試合で使うことでレベルアップさせたいのでしょう。

サンフレッチェ広島の監督時代に、佐藤寿人選手と、現日本代表の浅野琢磨選手を同じような方法で起用していました。

浅野選手は、ジョーカーのような起用方法でしたが、途中出場で試合数をこなせたことでレベルアップしていったように感じました。

現状を考えると、中山選手がすぐにスタメンを飾るのは、長友選手にケガなどの問題がない限り確率は低そうです。

ただ、ボランチからディフェンスラインの左側すべてをこなすことができる中山選手の存在は、3バックの併用も視野に入れることができるので、貴重な存在であるのは間違いないです。

今後の中山選手のプレーに期待しましょう。

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