前田大然の年俸は?プレースタイルがすごい!献身的な守備・無駄走りのギャップがすごい!

サッカー

前田大然選手。J2時代から名前が売れていて期待されていた選手でしたが、ついに大ブレーク!

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そして、ワールドカップカタール大会、ドイツ戦で先発出場!

J1リーグで23得点をあげ、得点王に!圧倒的なパフォーマンスで横浜F・マリノス2位の成績に貢献、シーズンのベスト11にも選出されました。

そのプレースタイルが光る前田大然選手についてまとめました。

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前田大然選手のWiki風プロフィール

生年月日:1997年10月20日 
身長:173cm
体重:67kg
ポジション:FW
星座/血液型:天秤座/B型
出身地:大阪

前田大然選手の年俸の推移(推定)

シーズンチーム年俸
2016年松本山雅FC300万
2017年水戸ホーリーホック(レ)300万
2018年松本山雅FC700万
2019年CSマリティモ (レ) 1800万
2020年横浜Fマリノス (レ) ?
2021年横浜Fマリノス2500万
2022年セルティック1.56億
(レ)はレンタル移籍

前田選手は、レンタル移籍を上手く活かして伸びてきた選手と言えます。

2年目、出場機会を求めて移籍した水戸で大ブレーク!松本山雅FCに戻った時には年俸が倍以上に増えています。CSマリティモはポルトガル一部のチームなのですが、ここもレンタルでヨーロッパ移籍からのJ1のビッグクラブ、横浜F・マリノスへの移籍を実現させました。

2021シーズンは得点王、ベスト11などの個人タイトルを取ったので、年俸もまた上がるのではないでしょうか。

前田大然選手のプレースタイル

スピードと技術を兼ね備え、ゴールを量産するストライカー

前田大然選手の名を、一躍サッカーファンの間に轟かせたシーンがこちら。

スローインから裏に出したボールをディフェンスと競るのですが、圧倒的なスピードの差で追いつき、追い越し、置き去りにしたシーンです(3:08~)。

当時、あまりのスピードに「誰だこいつは!?」となったのを覚えています。このように、前田選手には50mを5.8秒というスピードがあることが特長です。

そして実はスピードだけではなく、足元も上手くゴール前で落ち着ける選手でもあります。同じ動画ですが、こちらをご覧ください。難しいGKの頭の上に蹴り上げるシュート(GKは非常に止めにくい)を、利き足と逆の左足で叩き込んでいます(0:41~)。

そのほか、身体の強さも特徴の一つ。姿勢が良いし軸がぶれないんですね。

こういったスピード、技術、身体の強さを活かして、2021シーズンはゴールを量産。J1の得点王に輝きました。

こちらの動画の最初の2つのプレーがまさに、前田選手の特長を活かしたゴールシーンです。
1つ目はルーズなボールを追ってスピードと技術、身体の強さを活かしてDFを振り切り得点したもの。2つ目は一瞬のスピードでDFの前に出てワンタッチでゴールしたもの。

特長を得点に活かせるのが前田大然選手の素晴らしいところであり、2021シーズンはついにポテンシャルが爆発したかのような大活躍でした。

突出したスプリンター

もうひとつ、前田選手が2021シーズンにずば抜けた記録を出したものがあります。

それはスプリント回数です。

スプリントとは、簡単に言うとダッシュすること。ダッシュすれば身体に疲労が貯まるため、この回数が多いというのはダッシュを繰り返すスタミナがあるということ。そしてチームのチャンスやピンチに貢献している、ということを意味します。

前田選手は2021年の全J1リーグの中で、1試合の中のスプリント回数のランキング上位20試合の中で実に16試合を占めているのです!

こちらの公式サイトを見ると、前田選手の顔ばかりが並んでつい笑ってしまうほど(笑)。それぐらい各試合でスプリントする回数が、ずば抜けて多いのですね。

スピードがあってスプリントを誰よりも繰り返す。対戦相手は苦労することでしょう。

フォアザチームのプレーができる

このスピードとスプリントの回数を、攻撃だけでなく守備にも活かせているのが前田選手です。

相手DFを焦らせるスピードで、前線からのプレッシャーをかけるプレー。

そして味方を助けるプレスバック(味方ゴール側にダッシュしてボールを奪うプレー)。

ボールを奪うためのスピードを活かしたダッシュであり、ピンチの時に攻撃の選手がここまで守備に戻れるというのは、チームを助けるプレーです。

ただ、前田選手のスプリントの回数が多いのはこういった目立ったプレーだけでなく、無駄走りやタイミングを取るために繰り返し裏を狙うなど、目立たないところでも献身的なプレーをしているためなのです。

彼がチームの為に献身的なプレーができる原点、それは高校時代の苦い経験にありました。

献身的なプレーに活きた、高校2年生の挫折

前田選手は名門山梨学院で1年生から頭角を現していました。ところ、2年生にあがる時になんと除籍されてしまったのです。

1年生の終り頃、彼はチームの規律が守れなかったり横柄な態度を取ったりするようになり、大きな問題をおこしたそうです。当時監督の吉永一明氏は「絶対に許されない」と、サッカーの才能を認めつつも人間としてのあり方を重視して除籍を決意したとのこと。大阪の前田選手の実家に行き、「このまま置いておけません。転校も含めて考えてください。」とまで伝えます。彼の起こした問題に対し、本気で処分をしたんですね。

除籍された前田選手は当時16歳、腐ってしまっても仕方のない状況でしたが、彼は復帰に向けて努力します。サッカー部の朝練の前から1人で走り、他の生徒が登校する前に学校内を掃除。吉永監督も彼をしっかりと見守っており、強豪社会人チームとサッカーする機会も与えたそうです。

前田選手はこのような生活の中で、自分が多くの人に支えられていることに気付き、心を入れ替えます。そして一年後、吉永監督と面談をして、他の部員の賛同も得て部に戻ることができたそうです。

吉永監督は「人のために働くという力を身につけました。それがサッカーにも表れ、チームのためにスピードを活かせるようになった」と話します。彼の献身的なスタイルは、この時期の成長によって産まれたようです。

代表で期待されるプレー

伊東純也選手とのコンビに期待!

もし日本代表で試合に出たら、期待したいのはもちろん得点です!

前田選手は所属の横浜F・マリノスでは左サイドのウイングです。仮に代表でも同じポジションになるのだとしたら、右サイドの伊東純也選手とのコンビに期待したいです。伊東選手もスピードスターでクロスが上手い選手。クロスに合わせるスピードがある前田選手であれば、伊東選手も最大限のスピード能力を発揮できるかもしれません。

こちらの動画、(0:32~)は、ポストプレーから抜け出した伊東選手のクロスがマイナス方向にズレてしまったシーンなのですが、実は少しクロスを上げるときに一度余計にドリブルをしています。ゴール前の選手が間に合っていなかったからなんですね。

もしこのときFWがスピードのある前田選手だったら、伊東選手もひとつ前の段階でDFとGKの間にクロスを上げることができて、ゴールに繋がったかもしれません。

こちらの動画をご覧ください。クロスに対して前田選手のスピードでDFの前に抜け出してゴールを決めています(2:15~)。一回入りなおしています。

伊東選手のスピードを最大限に活かせる受け手として、得点を取ってほしいと思います。

ゴールパフォーマンス

もうひとつ、前田選手期待したいのは、ゴールパフォーマンス!

2021シーズン、娘さんとの約束で、ゴールを決めたらアンパンマンのキャラクターのパフォーマンスをしていたのが話題になりました。

今シーズンは得点王になったぐらいなので、パフォーマンスを考えるのも大変だったでしょう(笑)。代表でも沢山のゴールをあげて、アンパンマンパフォーマンスを見たいですね!

前田選手はいま、日本代表に入れるかどうかの瀬戸際だと思います。2021年の最終予選では、代表に選ばれながらもベンチには入れませんでした。

その後Jリーグで得点王に輝きましたが、2022年もさらに勢いを付けて、代表でのポジションを勝ち取って欲しいです!

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